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2012/03/29

見せてもらおうか、D800の実力とやらを

<2014/2/2追記>

この記事をご覧に訪れる方が多いので追記しておきますが、ここでD800と比較しているのは5D「2」です。撮り比べの結果、両機のノイズレベルは同じくらいという結果を得ました。この結論は間違っていないと思っていますが、しょせん5D2です。6Dと比べると、ノイズレベルは旧世代のものです。

私は現在、6DとD800Eを使っていますが、D800Eは実効感度が低く、ライブビューで星を見つけることがほぼ不可能なのに加え、低照度のAFが弱いので星にAFで合わせることも困難です。一方、6Dはこのあたりは余裕です。ただ、D800は星の色がきれいに出るので、星の光跡撮影では大変強い。

結局、どの用途に使うかで、万能のカメラなんてありません。それぞれの目的から、最も適したカメラを選ぶしかないと思います。

<2014/2/2追記>

D800iso2001sec

相手になってもらったのは、5D2 ↓

5d2iso2001sec

なお、レンズはいずれもニコン14-24をF2.8で、三脚はGITZO1329、そしてどちらもレリーズを使った。

上に載せた2枚はいずれもISO200で1秒露出。jpg-fine(ニコンは圧縮度優先でなく階調優先)で、ピクチャースタイル的なものは標準、色温度は星景で多用する3000kにしている。

ま、正直、840×560にリサイズしてしまうと何でも一緒ですよね。なので、右下の該当部分の拡大。上がD800で下が5D2。ピクセル等倍なので、拡大率が変わります。

D800iso200kakudai

5d2iso200kakudai

次に、空部分のノイズ比較。ISO200(1秒)、1600(1/8秒)、6400(1/30秒)の順で、上がD800、下が5D2です。

D800iso200sora

5d2iso200sora

ほぼノイズレス。

D800iso1600kakudai

5d2iso1600sora

iso1600になるとD800の方が目立つか?

D800iso6400kakudai

5d2iso6400sora

iso6400になると逆にD800の方が少ない感じ。とはいえ、この2台のノイズの出方はとってもよく似てるってのが正しい印象だと思う。

ってことで、恒例のiso1600、15分暗室バルブテスト。ボディキャップをして同じバッグの中に入れ、レリーズで15分きっかり露出した。

D80015min1600

5d215min1600

室温はたぶん15度くらい。ごめん、これだとわけわからん。すごい時代になったもんだね。なので等倍で切りぬいた。相変わらず上がD800、下が5D2です。

D80015min1600kakudai

5d215min1600kakudai

D800すっげ。相変わらずバックグラウンド全体にほんのり色が付くけど、D700なんかよりはるかに少なくなった。これくらいならむしろ、背景ノイズの下成分をざっくり切り落としているとみられるキヤノンの処理より好感度が高いかもしれない。

5D2と比べても、明るめの輝点ノイズは同じくらいで、暗めのノイズがなくなった感じ。いやすっごい。けど、それって相変わらず例のあの「微光星ごと宇宙の彼方」なのでは?

なので、iso200の画像の夜空からコップ座付近?の星空を切り抜き、星が目立つように明るくしてコントラストをかけてみた。何度も言うけど、上がD800、下が5D2。これは星の配置を分かりやすくするためにピクセル等倍ながらトリミングの大きさを変えています。

D800kakudai

5d2kakudai

むしろD800のほうがよく写っているように見える。いやこれ、きたんじゃね?

【D800総括】

実力そのまま3600万画素になった5D2です。

特に街灯部分の拡大なんか、本当にそのまま映像をズームしているかのよう。ノイズの出方は暗室で見ると圧倒的に少ないし、実写でもほとんど同じくらい。それでいて微光星も写ってる。

ただ、画像ファイルの大きさは5D2の5~6MBに対して15~18MBと3倍ある(圧縮度優先jpgなら倍くらいですむかもしれない)。TIFFなんか選ぼうものなら、64GBのSDカードでも「544コマしか撮れません」ときた。扱いが大変なのはホントその通りですね。あと、星に関しては追尾撮影でも微光星が消えないのかは今後の課題とします。

さすが、3年分の進化を感じました。D800Eが本当に楽しみ。

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