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2011/03/06

フル装備ISSの太陽面通過

各国の宇宙船が勢ぞろいした国際宇宙ステーション(ISS)の太陽面通過を撮影しました。

Issfullconfig


米シャトル・ディスカバリー、日HTV2・こうのとり、欧ATV2・ケプラー、ロ・ソユーズ2機、ロ・プログレスの5種6機です。

2011/03/03 14:16:28, Honjo-city saitama,Japan
Vixen FL102S, Baader Herschel Prism (Solar Continuum Filter, ND3.0), CanonEFx2III, Canon EOS 5D Mark II, Mitaka GN-170
1/1000sec, ISO500, RAW
Special thanks for calsky.com, Kokusaikouki, Mr.Tsutomu Kawaguchi


Issequipment

動画は、EF300mmF4L IS(ND400x2), EFx2II, Canon EOS 7D で撮影しました。


Issequipment2

とはいえ、シャトルの形が見えるような分解能には達しなかった。RAW画像をよく見ると、SDOの太陽面画像でもぱっと見では気づかないような小さな黒点も写っているので、ピントは出ていると思われる。つまり、この原因は日本の(特に冬の関東の)シーイングの悪さによる。

Issbaader

最も重要な減光方式は、バーダーハーシェルプリズムがいいみたい。Thierry Legault氏塩田和生氏も使っている。


まずプリズムで太陽光を4%だけにして、そこから Solar Continuum Filter(540nm付近だけを通すシャープフィルター)と、ND3.0(光量1/1000)を通してだいたい2万分の1くらいになる。


Issbaader2

光量の96%は背面のセラミックに逃げる。筐体もセラミックなので熱くならない。そして、太陽が導入できているかどうかのファインダー代わりにもなる優れもの。

なにより、バーダーの2インチ接続システムが素晴らしすぎる。これは改めて紹介したいが、通常の2インチスリーブがネジ(点)で固定するのと違って、面で固定する。ワンタッチで強靱。これを知ってしまうとほかのはもう使えない。

来年は太平洋ベルト全域で見られる金環日食があり、次回を逃すと106年見られなくなる金星の日面通過もある。もちろん、11月の皆既日食も。もしこれらを”望遠鏡で狙おうと考えているなら”ハーシェルプリズムは最良の解だと思う。高いけど。

ちなみに、バーダーハーシェルプリズムの光路長は114mm。FL102S(920mm)にはこれほどの余裕がないので、ED103S(795mm)用の鏡筒に換装した。やれることはなんでもやるぜ。

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コメント

一面を見てニタニタしながら拝読しました(笑)
おそらくこちらで裏話を見られるのではと...。
いつもながら...シビレます!

投稿: やまささ | 2011/03/06 17:22

こんばんは。ご無沙汰しております。

3日は私も本庄に行っておりました。
山に近い方は積雲が飛来するので利根川近くで構えましたが、巻雲が空一面に広がって、太陽面に少しムラが出てしまいました。
この冬に何度かISSの月面&太陽面通過をねらいましたが、ほんとうにシーイングが悪いですね。連続撮影すると、1コマごとに黒点の形が違います。そしてピント合わせの難しいこと…

成果はこちらに
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/2011/03/505720110304.html
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/2011/03/71fl20110303.html
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/2011/02/20110203.html
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/2011/02/2011x1.html

投稿: いいじま | 2011/03/06 22:07

やまさきさま

ご訪問ありがとうございます。今後ともどうかごひいきに


 いいじまさま

ごぶさたです。関東のシーイングは本当によくないですね。ちなみに、D5フィルターはどこに入れていますか? 焦点面の手前ですか?

投稿: 東山まさのぶ | 2011/03/07 00:32

冬の関東の気流のおかげで星がキラキラするのも悪くありません。
…が、月や太陽は鮮明に撮りたいですね!

私が太陽撮影に使用した減光フィルターは、国際光機扱いの「バーダープラネタリウム社アストロソーラーシート撮影専用ND3.8」です。
お手軽に対物レンズ前面にセット、口径125mmを78mmに絞りました。ゼラチンフィルター用のペーパーマウント利用で、その口径です。

投稿: いいじま | 2011/03/07 01:15

いいじまさま

なるほど。でも、それだと口径がもったいないですねぇ。減光方式をどうするかは難しいところですね。

ハーシェルプリズムは性能はいいのですが、望遠鏡にしか使えないのが悩ましいところです。

投稿: 東山まさのぶ | 2011/03/08 01:16

家も太陽は撮れまーす!月の撮影は散々やりました。今度アイピースを使った月の拡大撮影ができればと思います。MT-160があるので。

投稿: 植田謙太郎 | 2014/06/15 15:56

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