【CP+2011】ビクセンSXPとポラリエとBORG 50FL
お待たせしました、望遠鏡編です。
やっぱり元気があったのはビクセン。初日の夕方、社長と1時間ばかし話し込んでしまった。いろいろ勉強になる。
まずはあまり話題に上っていなかったSXP。あまりに市販品然として置かれていたので、道行く人に気づいてもらえなかったという悲しいデビューだった。私のつぶやきを見て、「え?そんなんあったの?」という反応もいくつか。
格としてはSXDの上。値段的には+10万円という。標準装備だったアリミゾは、取り外し可能なオプション品となった。
近づいて覗き込んでやっとそれと分かる。しかし、中身はほとんど別物である。DCモーターをパルスモータにして、赤緯軸は35mmから40mmに拡大、ベアリングを9個から13個に増やして、スターブックTENに対応したという。
搭載荷重は16kgに、重量は8.8kgから12kgになった。スペック的にはEM-200とガチである。さて、実力はどうかな~。
次に、話題のポータブル赤道儀「POLARIE(ポラリエ)」。
パナソニックGF2にオリンパスがついているのではありません。
個人的な経験からすると、ポータブル赤道儀に必要なのは軽さ。広角レンズを数十秒だけ駆動できればいいんです。「200mmを10分ガイド」なんてポタ赤に求めちゃいけません。
そう考えると1.5kgって、1Dsよりも、5D2+バッテリーパックよりも重い。もっともっと軽くてもいいなぁ。無理を承知で言うなら、キスくらいだとステキなのだが。
とはいえ、この操作部はすばらしい。特に高度を方位を一緒に調べられる方位磁石が泣かせる。これ普通の赤道儀にも搭載して欲しい。ここはダイヤルの点灯マークで光るという。よく考えられてる。
色は白と青と赤。正面の北斗七星とカシオペアはただのデザインではなく、北極星の位置が分かるようになっている。初心者にもありがたい配慮。裏には南十字星と、例の台形。これも泣かせる。
こういう濃い色だけじゃなくて、ピンクや薄い青のも見てみたい。
もう一度言うけど、5D2で3分クラスの露出をかけるなら、少なくともGPクラスは必要です。しかも、私が豪州で使ったGP2ガイドパックは、三脚をケンコーSE用に換装してあります。パイプ径はジッツオ5型に相当する45mm。それでも追尾てきているか、怖くて怖くてドキドキでした。
フツーのカメラ三脚にポータブル赤道儀を載っけて、標準レンズ以上を分単位で追尾しようなんて無理です。こういうポタ赤は、星景をふわっと写すためにあるんです。それ以上を求めちゃダメ。
最後はボーグ50FL。
ひたすらこっち方面で攻めてますね。
400mmF8とのこと。このシステムを覗いてみたけど、自分にはピントが合わせられる気がしなかった。手ぶれを抑え込める気もしない。これで野鳥撮ってる人はほんとうにすごいなぁ。
こんなものまで。。。
デジスコすごいなぁ。いろんな意味で。
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