フルサイズ機の5DとD700、そしてAPS-CのkissX2という、いずれも1200万画素機を解像力勝負させるとどうなるんだろう? ニコンの14-24が手に入ったので、やってみることにした。
通常、フルサイズとAPS-Cの比較では、レンズの性能が無視できない。解像度は焦点距離が長い方が有利だからだ。
でも、14-24なら、14mmでも24mmでも、4000万画素級に耐えられる解像度がある。1200万画素程度なら余裕だろう。今回は、APS-Cで14mm、フルサイズで22mmで撮り比べた。ISOは200、シャッター速度は1/4000秒、絞りはF3.2で統一した。
ちなみに、もしX2と5Dが大差ないのなら、1年間屋外に放っておくような観測写真がすごく楽になるなぁと思ってる。5Dの代わりにX2が使えるとなると、同じ値段で3システム組めるからだ。
では、さっそくいってみよう。
元画像の長辺を400ピクセルにリサイズしたものと、中央部のピクセル等倍(右)。「安全第一」の文字は何とか判別できる。
同じ露出なのに、明るいのは太陽の照り具合によるものか? 「安全第一」は心眼でないと読めない。ピントが十分合っていないような気もするが、シャープネスが弱いのか?
こっちは暗いなぁ。同条件で比較できてなくてすいません。なんとか一緒に撮ろうと思ったんだけど、暑くて暑くて。考えてみたら、jpgの設定を考えていなかった。でも、ニコンとキヤノンではもともと違うしなぁ。さて、こっちは「安全第一」は比較的読みやすい。
総合すると、一番解像力がよさそうなのは1枚目のようです。でも、ちょっと画像処理でがんばってるような気もする。2枚目と3枚目だと、普通に見たら3枚目の方がよく解像してると思う。
さて、みなさんはどの写真がどの機種か分かりましたか?
答えは、(1)D700、(2)5D、(3)kissX2でした。5Dはライブビューがないので、最後までピントに不安の残る結果でした。まぁ、それも含めて実力のうちと言うことで。
ちなみに、5D2も張っておきます。
やっぱ圧倒的だなぁ。
ということは、レンズが十分解像して、さらに十分な光量がある条件下では、フルサイズかAPS-Cかというのはあまり関係ないのかもしれない。なら、5D2と7DやX4といった1800万画素機だったらどうなんだろう?
いい勝負なのかなぁ?
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