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2010/05/20

絞りが変えられるニコン-EOSマウントアダプタ

ドイツのNOVOFLEXから、Gレンズなど絞り環のないニコンレンズでも絞りを変えられるEOS用マウントアダプタが発売された。近代インターナショナル扱いで、送料・税込み29400円である。

Novoflex

NOVOFLEXはすでに、絞りの操作レバーを搭載したニコン-フォーサーズマウントアダプタを発売しているので、ニコン-EOSマウントアダプタも時間の問題だとは思っていたが、予想以上に早かった。

私はこういうのがあったらぜひ欲しいと考えていたので、デジカメWATCHのニュースで知った瞬間に発注した。もちろん、ニコン14-24mmF2.8を視野に入れた動きだ。防塵・防滴のためのラバーがマウント部分に組み込まれているレンズには使えないことになっているが、切りとってしまってもいいと考えている。どうせマウントアダプタを介した時点で、その機能は失われているので。

実は、すでにEF16-35mmF2.8LIIは手放した。24mmF1.4LIIを入手してから、どうにもこうにも甘くて耐えられなかったのだ。とはいえ、14-24の評判がいいと言っても、実際に乗り換えるかどうかは悩ましいところ。できれば定量的な評価が欲しい。そこで最近、海外のサイトをよく見ている。

ここに、photozoneというサイトの24mmF1.4IIのレンズレビューがある。この評価が、私が星空を写した時の経験と非常に良く合致していた。言葉にすると、F1.4では中心以外は甘く、周辺部は強烈に悪い。F2.8でも周辺部はまだまだ甘く、F4まで絞って初めて、四隅(A4に印刷するなら切り取られる部分)以外は全面点像になる、というもの。

とすると、フルサイズ2100万画素のカメラで星を全面「光点」に写すには、photozoneのMTFの数値で3000以上の解像度が必要ということになる。3200を超えると完璧だ。

dpreviewのサイトはさらにビジュアライズだ。こちらの点数では1500が3200点に相当するように見える。

長々と書いたのは、24mmF1.4IIの性格を説明したかったのではない。この2サイトの指標が、充分使えるものだということだ。

ニコン14-24は、photozoneにしかレビューがないが、14mmでは開放ですでに周辺も3000を超え、F4では3200を超えている。18mmでも同様だ。24mmは多少甘く、F8まで絞ってようやく3000を超えている。全体として、このレンズは14~18mmなら開放から十分で、F4では完璧な性能を持っているということになる。

ちなみに、キヤノンEF16-35mmF2.8LIIの性能は目を覆うばかりで、ニコンの16-35F4もさっぱりダメだ(もちろん、2100万画素級のカメラで星を点に写すという、大変特殊な条件下の話ですよ)。

とはいえ、周辺減光の問題から、やはりちょっとは絞りたい。それで絞りレバーの付いたマウントアダプタが欲しかったというわけ。

ちなみに、ニコンとキヤノンの最新の70-200mmがこれまた最強すぎる。開放から当然のように3000を超えていて、これはEF200mmF2.8はもちろん、135mmF2LのF2.8時よりも優秀だ。ズームがこれほどとは、恐ろしい時代になったもんです・・・。

今度オーストラリアに行く予定があるので、それまでに入手しようと考えている>14-24。

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コメント

エイイチロウさん、こんにちは

R1などのフィルターをかませると、青や緑の波長がカットされますから、収差がずいぶん減ります。結果的に絞らなくてもシャープになります。

ですので、R1で撮影したものをベースの白黒画像として、そこにカラーで撮影した画像をカラーデータとして突っ込んだり、カラーで撮影したがぞうにR1で撮影した画像を加えたりして赤い星雲を抽出する技があります。

いまならX4がいいんじゃないでしょうか。バランスがいいのはX2ですが、動画があるとなにかと便利なので (^_^;;

投稿: 東山まさのぶ | 2010/05/30 14:22

東山さま

ありがとうございます。
こちらのアドレスは大変参考になります!


50mmはEFは開放で甘く絞り込むとよくなり、
シグマは開放もそこそこ絞り込んでもそれなりというかんじみたいですね

R1フィルターは暗くなるから開放にしているのかと思っていましたが、解像度も関係あるんですね。

古い単焦点より最新型のズームがよいという結果で、参考になります

今はX2かX3かX4も一台欲しいです
2台あると何かと便利で…
Xはダメでそれはノイズよくわからないですがやはりライブビューは必要かなと。

投稿: エイイチロウ | 2010/05/27 07:24

凧さん

こんばんは。ご無沙汰しています。

なんと、密かに国産なんですか!? 確かに、非常に精密なギミックで、いかにも日本人的な作りです。かなり凝った動きをしているので、あれくらいの値段はしちゃうかもしれません。

とはいえ、付けてみて、やはり広角ではAFじゃないと、とてもピントが合わせられないというのを再認識しました。これは5D2だけでなく、ニコンF6でもそうでしたから、ファインダーの問題ではなく、「人の目」の限界なんでしょう。結局、星専用になりそうです。

nakaさん

どもども。面白いのは、開放からシャープなのに絞ってもカリカリにならないレンズと、開放は甘甘だけど、F5.6くらいにすると全面点像になりそうなレンズがあることです。

意外とキヤノンEF50mmF1.4が絞るといいみたい。欲しくなっちゃいますね。

EF200mmF2.8は甘いみたいですね。そして、神レンズとして崇拝されている135mmも、ちょっと絞りたくなる感じです。これは、天文ガイドの特赦の写真でよく、135mmを使って入選されている方のデータを見ても合致します。この方も、カラーではF4、R1フィルターをかましたときにF2.8とかにされています。

ちなみに14-24・・・・いってしまいました (^_^;;;

投稿: 東山まさのぶ | 2010/05/23 21:44

photozone見ていました。得られた星像と評価データが良い対応しているね。
昔でいうとAi Nikkor50mmのF1.4とF1.8,1.4の方が開放の周辺像が甘いなぁと思っていたこと。見て納得でした。
今は1.4手放して1.8だけ持っています。(つ,使ってない・・・)

EF200mmF2.8L IIとEF135mmF2Lは135mmの方が鋭い像だったなぁ。
70-200はその135mmよりも良い結像なのね?素晴らしい時代がやってきました。
こうなるとピント出しはライブビューで手合わせで良いのか?という心配も。

#ヘールボップや百武彗星の時に今の機材があったら?と思ったり。

では14-24行っちゃって下さい(^^)/~~

投稿: naka | 2010/05/23 15:35

私もコレ気になってます。まだキヤノンのボディは持っていませんが(^_^;)
確かこのマウント、実際は日本の会社が作ってるじゃなかったかな…
会社名は忘れてしまいましたが(-。-;)
しかし3万円は高いですな…関税かな?

投稿: 凧tako | 2010/05/22 23:17

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