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2008/02/24

許容される範囲

先日、5Dが壊れる直前まで撮影していた画像をコンポジットしてみました。

Ginzapopo

銀座4丁目交差点。有名な、和光の時計台です。この和光のビルは交差点のほぼ真北に位置しているので、反対側の日産ギャラリー前に陣取ると、時計台のすぐ左に北極星が見えます。この時期は星座の位置が悪かったので、春になったらもう一度撮ろうと思ってます。

 

ところで、上の写真には細工があります。実際にここで撮影すると、深夜2時でもかなり車の通りが多く、交差点はヘッドライトで真っ白になってしまいます。こういうとき、どうします?

ある程度普通に撮影して、そのあと画面の下半分を黒い布で覆っちゃえばいいですよね。じゃ、それをデジタルでやったら、どうでしょうか。

具体的には、1000コマ撮影したとして、999コマをまず比較明合成。それで出来上がった画像を、下半分だけ真っ黒に覆い焼きしたのち、最後の一コマを比較明合成してやる、と。実際、にそのまま比較明合成だけした画像は、下のような感じです。

Ginza3

これだと、情緒もへったくれもありません。でもこうやって消すのって、どうなんでしょう?

撮影時に黒い布で覆っても、あとからデジタル的にデータを飛ばしても、やってることは論理的に同じだと思うんです。でも、なんとなく前者はOKだけど、後者はダメなような気がする。

今日、ちょっとした飲み会があって、天文写真のエキスパート何人かに聞いてみました。やはりみんな、後者の処理には違和感があるようです。でも、例えば、星雲の画像に人工衛星の軌跡が入っていたら、それを消すのはあたりまえのようにされていますし、私もさほどの違和感はありません。じゃ、人工衛星の軌跡を消すのも、車の軌跡を消すのも一緒ではないか?

それでも残るこの違和感。どう考えればいいのでしょう?

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2008/02/21

5Dのミラーが外れた

想像を絶する故障が起こるもんです。先日の大量コンポジット撮影中、3秒間隔でリズムよく響いていたシャッター音が突然変調。あわててレンズを外してみたら、ミラーが脱落して内部で踊っていました。

深夜2時の銀座4丁目交差点(和光と三越がある)で思わず叫びそうになった。なんじゃそりゃ~!

こんなことあるか普通? ファインダースクリーンにも傷がつくし、ミラーの端っこは欠けていたので、小さな破片がCMOSの方まで行ってしまったかもしれません。

確かに、うちの5Dは一晩で5000コマとか撮影するので、そろそろ10万カットくらいだと思いますが、これで16-35IIにも傷がついていたら冷静ではいられなかったでしょう。

翌朝キヤノンのSSに持ち込んだものの、さっきネットで調べてみたら同じような症状があるわあるわ・・・。特に昨年後半くらいからよく報告されています。

となると、これはもうミラーの接着剤に問題があるとしか思えない。こんなカメラ、重要な撮影には怖くて持ち出せません。どんなにCMOSが優秀でも、根本的な技術力を疑うなぁ。

ニコンだったらありえない故障です。あ~も~ニコンに戻ろうかなぁ。14-24も使いたいし、ナノクリスタルコートにも溺れたい。でももう一声、もう一声なんだよなぁ。

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2008/02/14

難敵

浜松町にある、世界貿易センタービルの展望室から撮ってみた。ここは、620円の入場料を撮る割に展望室が古くてご飯もお茶もできないので、かなり不人気なのが逆にいい。平日の夜だと人口密度も低いし、三脚も立て放題なのがうれしい。ちなみに閉まるのは20:30とちょっと早め。

Wtc

ただ、暗いとはいえガラスの映り込みが想像以上にあるのと、飛散防止用のフィルムがかなり適当に張られているため、星が拡散されて写りにくいのなんの・・・。CS3でがんばってみたけど、空部分だけ処理、とかしない範囲では、これくらいが限界っぽい。何より、月のゴーストが三重になっていて笑った。

月齢のいい日に、黒い布でも持参して再挑戦したい。夜景は最高なんだけどね。

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2008/02/09

魚眼使ってみた

Fish2

シグマの8mmF3.5は以前から持っていたのだが、使う機会がなかなかないまま水をかぶって修理の憂き目に遭っていたのをようやく使ってみた。うむ、なかなかよいではないか、よいではないか。

しかし、魚眼は24mmよりもさらに東京タワーに近づく必要があるので、その分どうしてもタワーがサチってしまう。で、今回はM42や日食のコロナで使う技法であるところの、段階露出しといての合成を試みてみたんだけど、まだまだ技術力が必要ですね。

ところで、googleによると、この公園は桜の名所でもあるようだ。

Shibakouen

嫁に見せたら「なら春に撮り直すべきでしょう」という。なるほど。確かにその通り。あんたはいつもいいことを言うね。ってことで、上の写真は今後の練習ってことにします。

 

そうそう。そういえば、ご報告が遅れましたが、天文ガイドの3月号にこれが入選しました。ドタバタで送ったので、データがいろいろ欠落してて申し訳ありません。しかも、画像処理も無理やり&適当な作品が載ってしまって、よっちゃんにはなんとお詫びをすればよいか・・・

しかも、しかも・・・重ね重ね、申し訳ないっす。

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2008/02/05

KikuchiMagick 公開

大量の比較(明)コンポジットをするのに私が使っているソフト「KikuchiMagick」(Kenさん作成)を公開します。

(2010/8/18更新)最新バージョンについてのはこちらから入手してください

フォルダにある数百~数千枚の画像データ(jpgでもbmpでもOK)を自動でコンポジットし、好きな形式で保存できます。ベースはフリーソフト「ImageMagick」ですから、無料で、使いこなせばかなりの自由度があります。

ただ、とっかかりはちょっと難しいかもしれません。また、動作はWindowsXPでしか検証しておりません。さらに、私自身が作成したソフトではないため、サポートにはおのずと限界があります。しかし、稼動すればかなり強力なツールです。

インストールの流れは、以下のようなものです。

  1. おまじないをする
  2. ImageMagickをインストールする
  3. KikuchiMagickをインストールする
  4. 使ってみる

(1)まず、おまじないです

これは冗談ではなくて、英語のソフトを入れるために必要な地ならしのようなものです。

  • コンピュータのユーザー名が日本語になっている方は、英語にしてください
  • 特に「ばびぶべぼ」など濁音が入っている場合は必ず「masanobu」などにしてください
  • フォルダ名は半角英数字で表記するほうが安全です

(2)ImageMagickをインストールします

こちらのページの左にある「Binary Releases」の下の「Windows」を選びます。

Ima01

2008年2月現在の最新バージョンは「ImageMagick-6.3.8-4-Q16-windows-dll.exe」なので、これの「HTTP」の下にある「 Download 」をクリックしてダウンロードし、実行します。「発行元を確認できませんでした、実行しますか?」とか、ノートン先生が「実行するな」などと言ってくるかもしれませんが、実行してください。途中、規約に同意する「I accept the agreement」を選択します。保存先は、そのままでかまいません。どんどん「Next」を選択してください。

Ima03

上のチェックは、そのままでかまいません。

これで、インストールは終了です。

 

じゃ、ちゃんとImageMagickをインストールできたか、コマンドプロンプトを立ち上げて試してみましょう。

まず、「スタート→すべてのプログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト」で黒い画面を立ち上げます。この黒い画面にキーボードから命令を打ち込むのが、このソフトの特徴です。

Com

C:\Documents and Settings\YourName>_

となっていると思います。Vista だと

C:\users\YourName>_

かもしれません。

さて、試しに今から、マイドキュメントにあるマイピクチャの中の、例えば「2008-02-05」というフォルダに移動し、 a.jpg と b.jpg という二つの jpg ファイルを明るい方合成して result.bmp をつくってみます。まず、画像ファイルがあるフォルダまで移動します。

cd my documents

と打ってリターンキーを押します。cdとはチェンジ・ディレクトリという意味です。さらに

cd my picture

cd 2008-02-05

とします。これで、そのフォルダに移動しました。「そんなディレクトリはねぇよ」と言われる場合は、

dir

と打ってみてください。そのフォルダ内にあるフォルダの一覧が現れます。Vista だとマイドキュメントは「documents」、ピクチャは「pictures」のようです。一つ上の階層に戻りたい場合は、

cd ..

と打つと1階上がれます。

さて、画像ファイルのあるフォルダに行きましたら、次のように打ちます。↓で composite と -compose の間など、アキがあるところはスペースで開けます。

composite -compose lighten a.jpg b.jpg result.bmp

と打ち込んでリターンしてみてください。もちろん、a.jpg や b.jpg は実際に存在する画像ファイルの名前ですよ。合成後の result.bmp はお好きな名前でOKです。jpg で出力したければ result.jpg とすれば jpg になります。数秒かかりますが、そのフォルダに result.bmp というファイルができましたか? できていれば成功です。

ImageMagickのさらに詳しい使い方は、こちらのページで解説されています。

(3)さあ、いよいよ KikuchiMagick のインストールです。

こちらをクリックして KikuchiMagick の本体である「composite_all.exe」をダウンロード し、「実行」でなく、「保存」してください。保存先はどこでもOKですが、とりあえずマイドキュメントがよいでしょう。

そしてこの composite_all という 実行ファイルを、ImageMagick と同じフォルダに移動(もしくはコピー)させてください。ImageMagickと同じフォルダとは、「マイコンピュータ→ローカルディスク(C)→Program files→ImageMagick-6.3.4...」のことです。単にその中に置いておくだけでOKです。

(4)じゃ、使ってみましょう。

今から、マイドキュメントの中の my picture の中の例えば 2008-02-05 というフォルダにある 01.jpg、02.jpg、03.jpg、、、10.jpg という10個の jpg 画像を明るい方合成して result.bmp をつくってみます。コマンドプロンプトを立ち上げて、さきほどのように移動します。

cd my documents

cd my picture

ここでご注意を。今回は、画像ファイルがあるフォルダまででなく、1階層上のフォルダで止めておきます。ここで、次のコマンドを打ちます。今回は「composite」ではなく「composite_all」で始まりますのでご注意を。また、「_ (アンダーバー)」は右下の shiftキーの左の「ろ」です。

composite_all -compose lighten 2008-02-05 .jpg result.bmp

これで、2008-02-05というフォルダの中にある、ずべての jpg ファイルを明るい方(lighten)合成した result.bmp という画像ファイルが、今いるフォルダ(2008-02-05の1階層上)に作られます。正常なら、コマンドプロンプトに「10個のファイルをコンポジットします」というメッセージが出るはずです。

経験上、1個のファイルをコンポジットするのに5秒くらいかかります(Pentium4、3.0GHz)。10個だと1分弱です。プログラムの経過はコマンドプロンプト上に現れるので、随時確認可能です。

ここでこのプログラムが動いている最中に、result.bmp を別のビューアなどで確認しないでください。うまくいけば途中経過が見られますが、ファイルが壊れることもあります。そうすると、初めからコンポジットしなおしになりますので。

 

以上で、500コマだろうが、5000コマだろうが、コンポジットできるはずです。もし疑問点などございましたら、遠慮なくご質問ください。最後になりましたが、プログラムを作成し、ご提供くださった Kikuchi Ken さんにお礼申し上げます。

【2月16日追記】

当初、このページにミスがありました。現在は修正しておりますが、これ以前に KikuchiMagick をダウンロードされていて、以下のような不具合が出てらっしゃる方は、下に解決方法を示しますので変更をお願いします。お手数おかけして申し訳ございませんでした。

 

状況:ImagiMagickはインストールできたのに、KikuchiMagick をそのフォルダに入れて命令しようとすると、コマンドプロンプトに「"composite_all" は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません」とでてしまう。

原因:私がアップするファイルの名前を、「composite_all.exe」から「kikuchimagick.exe」に変えてしまっていた

解決方法:すでにダウンロードいただいている方は、KikuchiMagick.exe のファイル名を「composite_all.exe」に変更してください。もしくは、現在のページから名前が修正されたファイルを再度ダウンロードしていただき、今一度Imagemagick フォルダに移動(コピー)していただいてもOKです。

裏解決方法:ファイル名がそのまま命令コマンドになりますから、「kikuchimagick -compose lighten foldername .jpg result.bmp」のように、命令を変えていただいても大丈夫です。

ホンマ、私がアホですみませんでした。よろしくお願いいたします。ご指摘くださったのぐちさま、ありがとうございました。

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2008/02/02

光害地で星を撮る

天文ショップ SpaceGate さんが募集していた「光害地で星を撮る」コンテストに応募しました。このブログの趣旨として、出しとかなあかんかな、と思いまして。「画像加工処理写真部門」です。

SpaceGate さんのHPから飛んでこられたみなさん、大量コンポジット星景写真はこちらでまとめています。写真だけは、こちらです。

 

ところで先日、キヤノンのタイマーリモートコントローラーTC-80N3で99コマ以上の撮影をするにはどうすればいいのか? という質問をメールでいただきました。確かに、TC-80N3で設定できる撮影コマ数は99コマまでです。これ、私も当初悩みました。答えは「撮影コマ数を設定しなければいい」です。00のままにしておけば無限に撮影できるのです。コロンブスの卵みたいな話ですが。

80n3

でも、最近はそれすら使っていません。というのも、カメラ側で連射モードにしておけば、シャッター全押しでひたすら連射されますよね? なので、3時間撮影しようと思ったら、リモコンの長時間露光(LONG EXP)を3時間にして、シャッター時間の長さはカメラ側で10秒とか、8秒とかにしています。これで、10秒露光で3時間分露出してくれます。

つまり、高いTC-80N3を購入しなくても、タイマーのない廉価版レリーズRS-80N3で充分撮影可能なんです。もちろん、TC-80N3の方が何かと便利ですけどね。

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2008/02/01

VAIO TypeG

3月に出産予定の嫁の帰省用にノートPCを買った。
もちろん、自分の趣味にも使う予定ですが。

Vgng

SONYのVAIO タイプG(VGN-G1KBN)である。
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/G2/spec_retail.html
2007年春モデルの法人向けで、中古で105000円。
CoreSolo1.2GHz、1GBメモリ、HDD80GB、DVD付で1100g!

軽い~軽いよぅ。すてきすぎる。
初めての Vista は抵抗があったが、Business は XP-pro へのダウングレードが可能(OSのCDは必要だけど)なので踏み切った。ちょっと試してみて、いざとなったらXPへと思ってたけど、意外と普通に動く(あたりまえ?)。メモリが1GBあるからかな? これならOSの変更も必要なさそう。

 

購入に先立って、最近のノートをサーチするべく有楽町のビックカメラで嫁と実機を触りまくった。

数年前までノートPCと言えばパナソニックか東芝って印象があったけど、最近の両者はどうもしっくりこない。すごくプラスチックちっくで、安っぽい。いや、プラスチックなんですが。NECもシャープも富士通もパンチがない。

そんな中、VAIOはかなりがんばってる印象だった。タイプTもSもCも、それぞれの方向性がしっかり出せるし、なによりおしゃれ。そして、ビジネス向けモバイルでベラボウに軽い今回のタイプGが気に入った。伝説の名機 X505 の正当な後継者。カーボン外装でビジネスライクなシンプルデザイン。DVD付きで1100g、なければ860gとう軽さはすごすぎる。SONYは壊れやすい印象だけど、それを上回る魅力があった。

その後、ネットをサーベイしててわかったこと。
(1)価格コムより、ベストゲートのほうが情報が多い
http://www.bestgate.net/
(2)07年春モデルの新品が、まだ手に入る
https://www.n-pal.com/456_5929.html

新品13万円でもぜんぜんよかったんだけど、たまたま中古があったからそっちにした。以前、5万円で親父のノートPCを探す企画で苦労したけど、10万円出せばかなり選択肢が広がるね。

 

今回は、小型モバイルを探したので、ASUSのEeePCとか、工人舎とか、富士通のLOOKとか、VAIO タイプUとかも触った。どれもかわいくて楽しい。以前、IBM のウルトラマンPCを使っていた身としては、1台欲しくてしょうがない。

でも、こうしたA5サイズノートって、なんだかんだ 800~900g する。小さいけど、結構重い。それでいてCPUやHDD、メモリはかなり苦しいスペックだ。そう考えと、12インチ液晶のタイプGは軽い。今回はDVD付にしたのだが、それでも1100gなら文句は言いません。

バッテリーも7時間くらい持つみたいだし、こうなると部屋の中でも無線LANで使いたくなってくる。今度はそっちをサーベイせねば。

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