JTTのマイバッテリーエキスパートが新しく「n」になった。ところが、これがどうもよろしくない。
(写真は右が旧型、左が新型)
一番の問題は出力電圧。旧型はフル充電で8.4Vほどあったのが、新型では7.3V程度になってしまった。キヤノンEOS 20Dや30D、40D、5Dなどの動作電圧は8.1Vなので、起動しないか、運良く電源が入っても、バッテリーマークが一つしかついてくれない。
また、電源ボタンと電圧変更ボタンが統一され、電源を入れるたびに電圧を5V→6V→7.2Vと電源ボタンを3回押して再設定しないといけなくなった。これは大変面倒くさい。しかも、ボタンの感度がどうにも悪い。確認のためにどうしても液晶を見ないといけないし、暗夜に手探りで電源を入れられた旧型と比べると格段の退化である。バックライトはないので手持ちのライトも必要だ。
さらに、電源をしばらく使わないと電源が切れる機能が追加された。しかも、このモードは解除不能である。このため、インターバルタイマーを利用して「40分後から露光開始」といった場合には、カメラ側の省電力モードを「切」にして常に電源ONにしておかねばならん。
あと、全体的に動作が不安定になった。コネクタの抜き差しを管理するようになったようで、充電コネクタにカプラーが刺されば充電モードに移行するような動きをするのだが、どうにもこの辺が悪さをしているような気がする。例えば、コネクタを刺したまま電源を入れると、電圧が5V→6Vまでは変えられても、7.2Vに変わらなかったりする。とにかく動きが不思議すぎるぞ。
まぁ、JTTの名誉のために書いておくと、こやつのそもそもの公称電圧は7.2Vなので、実際の電圧が近づいたという言い方もできる。また、キヤノンEOSキスシリーズは起動時の必要電圧がそれほど高くないらしく、動くようだ。JTTも、キス用のDCカプラーは発売している。逆に、以前あった20Dなど用のカプラーがなくなったのは、「n」になって使えなくなったからなのだろう。
個人的には旧型があまりに便利だったので、新型でもDR-400を改造して使おうとしたのだが、ちょっとショックが大きい。ただ、キスのほか、フジやニコンなどの5V、6Vなカメラを使っている人には、相変わらず便利なバッテリーであるのは間違いないだろう。
現在、バッテリーグリップにノーマルバッテリーと一緒に入れて起動時の電圧を確保する案を考えているが、うまくいくかどうか・・・
結局、ディープサイクルバッテリー105Ahから8Vを取り出すのが最強だろうが、20kg以上のウエィトを持ち歩いてロケハンするのは無理だ。13時間露出への道は、限りなく険しい・・・
※ 結局、うちのシステムはこんなカンジになりました。
マイバッテリーエキスパートの倍の容量で重さは6kg程度。持ち運べるギリギリでしょう。
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