天体写真用カメラレンズレビュー
私がこれまでに使ったカメラレンズのレビューです。主に天体写真での用途について評価しています。1は概略、2は描写性能、3はデメリット、4は総合評価(★五つが最高)です。名称のあとの☆は今も持っているレンズ。それ以外は手放しています。
■SIGMA 8mmF3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE ☆
- デジタル一眼で180度全天写真を撮るための唯一の選択肢
- 開放から、周辺まで点像という驚異的な描写性能
- ちょっと値段が高いのと、しょっちゅう使えない専門性の高さ
- ★★★★
■SIGMA 15mmF2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
- キヤノン純正の15mmより高性能、らしい
- 開放から、周辺まで点増。これまた驚異的
- 16-35mmを入手してから、さっぱり使わなくなった
- ★★★★
■Canon EF16-35mmF2.8L
- 16mmを実用にした最高の星景写真用レンズ。
- 周辺部はべらぼうに甘い。ので、IIに行きます。
- やはり高価。ズームなのに16mm以外は使わなくなる
- ★★★★★
■Canon EF24mmF1.4L ☆
- F1.4の明るさがあるため、24mmながら1等星でAFが効く(5D使用時)
- 周辺部のコマは尾を引く。厳密には2.8に絞っても残る
- これまた高価。それに、16-35mmがあると稼働率が・・・
- ★★★★
■Canon EF50mmF1.0L USM
- 世界最高の明るさF1.0を達成したキワモノレンズ
- コマの残り方はEF24mmに近く、量はその倍くらいとまあまあ。絞ると多少改善するが、その存在意義もなくなる。ノクトニッコールよりはかなり優秀
- 20Daでライブビューが使えなかったのが痛かった。1DmkIIIのライブビューならピントも動くらしいので、もう一度入手してみたい気もするが、いかんせん高すぎ
- ★★★
■Canon EF50mmF1.8 II
- とにかく安い。APS-Cでポートレート撮るにはいいかと
- 画質以前にピントリングのつくりが悪すぎてピントが出せない。ライブビューであわせても、手を離した瞬間にずれる。カメラの方向を変えただけでずれるような気もする。
- 一般撮影にはいいけど、天文にはちょっとムリ
- (★なし)
■Nikon AF50mmF1.8S
- ニコン版50mmF1.8。キヤノンのIIよりはしっかりしたつくり
- すいません。記憶にないです。たぶん、それくらいの描写だったと思います
- EF50mmF1.0と同時期に手放し、ノクトを残したので、やはりピントの再現性が悪かったのだと思われます
- (無評価、たぶん★★くらい)
■Nikon NoctNikkor Ai-s58mmF1.2S
- ニコンが夜景・天体用に開発した特殊レンズ
- 中央も周辺もぼてっとした星像。周辺は特に。F2.8程度まで絞ってもカリカリにならない感じ。ただ、ピントリングなどの作りはさすが
- 設計の古さはどうしようもない。のに、現状の取引価格は30万円超
- ★★
■Nikon Ai-s 135mmF2S
- 中望遠の雄
- 周辺までカリカリシャープ。F2でも十分実用でき、F2.8まで絞ると申し分ない描写でした、フィルムでは。デジタルだと青ニジミが出て・・・
- キヤノンの135mmF2Lならいいんじゃないかという気もするが、これまた古めの設計なのでいまいち踏み切れない
- (無評価)
■Canon EF200mmF1.8L USM
- 200mmでF1.8という唯一の存在。APS-Cで使いやすい焦点距離
- 開放では周辺減光がかなりあるものの、周辺まで点像。
- これも20Daでライブビューできないのがつらかった。また、この時代のUSMは修理不能で、壊れるとMFも不能に。新たに入手するのは賭けに近い。ニコンからVR200mmF2Gが出た今、天文用途に購入する意味はないと思う
- ★★★★
■Canon EF300mmF2.8LIS USM ☆
- キヤノン最高との呼び声高い高性能レンズ。AFもISも最強。
- 開放から周辺減光もほとんどなく、周辺まで点像。ISユニットによって発生するとされる画質の悪化も私は気にならなかった。これを超える星像は高性能写真用望遠鏡しかないと思う。あとはF2.8をとるかどうかという問題。
- やはり高価。この値段を出すなら、FSQ-106EDにしておいたほうが幸せになれるような・・・
- ★★★★★
| 固定リンク
コメント
星用のレンズを検討していてGoogleから参りました。
参考になりました。ありがとうございました。
投稿: SHU | 2012/02/04 01:50
shuuさま
ご訪問ありがとうございます。ただ、ここにあるデータは古いものばかりです。
2012年現在では、円周魚眼はキヤノン8-15mmが優秀ですし、対角線魚眼もこれでしょう。
広角はニコン14-24一択です。どのズームよりも単焦点よりも頭二つ抜けています。
キヤノンやニコンの最新24mmF1.4も優秀ですが、フルサイズで全面点像にするには少なくともF4まで絞らなければなりません。
50mmは圧倒的にニコンの1.4G、1.8Gが良さそうです。85mmもニコンでしょう。
200mmクラスはもう、70-200ズームの方が優秀になってしまいました。
300、400mmクラス以上の単焦点は新型が出るたびに性能が倍々で良くなっている印象です。
投稿: 東山まさのぶ | 2012/02/04 15:56