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2007/07/26

そろそろVista?

最近はcore2Duoの3GHzも安くなって、TSUKUMOのHPを見てても4万円弱まで下がってきている。現在使っているのがPentium4の3GHZだから、デュアルコアで同じ周波数と言うことは単純に考えて倍。これだけあれば、性能差も実感できるというものであろう。

ところで、次回の更新テーマは、CPUの性能云々よりメモリの増設だ。うちのXPは32bitバージョンなので、メモリの搭載量には3GBの壁がある。いくらマザーボードが8GBまで積めても、OS側で3GBまでしか認識してくれないのだ。

今後、天体写真でモザイク合成に取り組もうとした場合、メモリはせめて現状(2GB)の倍は欲しい。で、TSUKUMOで調べてみると、バルクメモリも安いね。2GB×2のセットだと2万円程度である。

Vistaも登場して半年たつし、そろそろこなれてきたころじゃないか? いまさらXPの64bitっちゅうのもあれだし、VistaUltimateの64bit版あたりどんなもんじゃろか。ちなみにDSP版で2万6000円あたりらしい。こうなると、そろそろ容量が7割くらい埋まってきたHDDも一緒に更新したい。320GBだと一瞬で埋まっちまいそうだから、500GBは欲しいところ。これでも1万2千円程度。二つ積んでも2万4千円である。

えーっと、全部で11万円ですか。HDDが一つでいいなら10万円を切りそう。同じスペックをMacProで実現しようとすると3倍かかるな。これにPhotoShopCS3.0へのアップデートで18万円かぁ。8月は長期出張が入りそうなので、秋になって写真をたくさん撮れそうになったら考えましょうかねぇ・・・

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2007/07/23

なぜGN-170か

出品されていた三鷹光器のGN-170の落札額は結局、83万円だった。終了予定時刻から1時間以上ももつれ込むなんて初めて見たよ。

ところで、私がGN-170を強烈に意識するようになったのは、沼澤茂美氏が愛用していたからというのが大きい。氏はセレストロンの20cmF1.5シュミットカメラをGN-170でドライブして、針で突いたような星の写真を次々発表していた。

著書「THE DEEP SKY」によると、氏はタカハシNJPから五藤光学MARK-Xを経てGN-170に落ち着いたという。掟破りの黒に塗られたGN-170の存在感に、まさのぶは衝撃的を受けた。

その後、私は幸いにして氏と知り合いになることができ(そのとき私はすでにGNを入手していた)、一緒に新潟の山奥で撮影したり、リビア日食に行ったりすることになる。そうした中でつくづく感じたのは、氏の撮影スタイルは極めて合理的で、考え抜かれた結果だということだ。

例えば日食。焦点距離300~500mm程度の望遠鏡にAPS-Cの一眼デジカメを使う人が多いなか、焦点距離が810mmと長いFL90に、フルサイズの1DsMarkIIを使っていた。これは、「結局、焦点距離が長い方が解像度が高い」というごく当たり前の結論に加え、ダイヤモンドリングを強トリミングしても1600万画素なら十分な画素数が得られるからだ、と私は後になって気づいた。

一方で、頼りないFL90の接眼部分はハッセルの接写用ヘリコイドに変更するなど、重要な部分は押さえられている。赤道儀は軽さを優先してビクセンSP(SP-DXではない)でも、三脚はGITZOの3型カーボン三脚に換装されている。軽量化のために極軸望遠鏡は外され、赤緯微動も±25度程度しか動かない簡単なものだ。しかしこれも、日食のような短時間露出ではコンパスで北をあわせた後に太陽を見ながら微調整すれば十分で、太陽の高度も黄道±23.4度にしかならないからだった。

ところで、氏が最近よく使っているシステムはR200SSとEM-400。ポータブルだとカーボン三脚にケンコースカイメモでした。ま、そういうことですな。

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2007/07/16

でででで出たぁ~っ!!三鷹光器GN-170

ヤフオクに超出物。自分が知る限り、5年ぶりくらいに三鷹光器のGN-170が出品されています。ちなみに、5年前のを落札したのは私です。

Gn170_3

それにしてもきれいなGN-170です。狭い業界ですから、しばらくしたら誰が出してるのか判明しそうですが。50万円からのスタートで、すでに60万円超えと、このままどこまで行くのかしらん。

ところで、これを買おうと思った人のために書いておこうと思います。カメラレンズを含む直焦点撮影の現状を鑑みるに、GN-170よりもタカハシEM200の方がたぶん幸せになれます。

なぜなら、現在の直焦点写真は、「露出時間やコンポジット枚数以上に、モザイク合成が重要になっている」からです。モザイク合成は、デジタル写真を、フィルムで言う中版や大版にできる技術です。フィルムの感覚で言うと、35mmじゃハナシにならんワケです。

さて、モザイク合成は、目的の赤経・赤緯に向けて撮影し、次に赤経・赤緯を「視野-のりしろ分」ずらして撮影する手間が合成枚数分かかります。例え2枚や4枚合成でも、暗い星と目盛り環を頼りにきっちり視野をずらすのは大変です。このため、最近は、ステラギアなどのソフトであらかじめ、望遠鏡の画角とモザイク枚数から出来上がりの画像を想定しておき、自動で導入させるという方法が主流になっています。

しかし、GNはこの自動導入ができません。赤経・赤緯の微動が全周じゃなくて部分微動だからです。これは根本的な問題で、致命的と言えるでしょう。

最近の赤道儀なら、ほとんどのものが自動導入できるようになっています。また、オートガイドにも初めから対応していますから、結果的に追尾精度も十分でしょう。EM200なら、十分な精度も、同等の積載量も、自動導入の手軽さ・確実性もこれより安く手に入るのです。

とすると、GNのメリットは、その希少価値と、所有する喜びのほか、「パソコンも重いディープサイクルバッテリーもうざったいケーブルも必要なく、赤道儀だけで、300mmが10分は追尾できる」ことになります。この「何もいらなさ」は、これはこれですてきなことではありますが。

ただ、例えGN-170といえども、例え300mmが10分でも、ピクセル等倍で見ると流れます。ただ、モザイク合成することを考えれば、十分な精度とも言えます。それでも、GN-170でモザイクすることを考えると憂鬱だというこの悪循環。そんな赤道儀に70万円出せますか?

ところで、このGNは、国際光器でオートガイダーに対応するように改造されているようです。蛇足ですが、9月号の天文ガイドには、天文ショップ趣味人が新型オートガイダーの広告を載せる予定です。これがソフト込みで8万円前後とか。お願いすれば、+αでGNにも対応させてもらえるようです。それでも残る自動導入の苦悩。これはまさに、現時点の私の悩みでもあります。

それにしてもきれいなGN-170です。否定的な意見も、実際に所有しているからこそ言えるという気もします。まぁ、「1回使ってみる」ために買ってみてもいいんじゃないでしょうか。売ることになったとしても、どうせヤフオクで値段が付くわけですし。と、思いつつ、私もまだ手放していないあたりが、GN-170の魔力なのかも知れません。

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2007/07/08

天文ガイドに「六本木ヒルズとさそり座」

遅ればせながら、天文ガイド8月号に「六本木ヒルズとさそり座」が入選しました。

4月、5月号と入選して以来、3ヶ月ぶりです。6月、7月号には「桜」と「東京駅」を出したのですが落選して、ちょっと方向性を見失っていただけにほっとしました。やはり、星の存在感がある程度ないと、天文雑誌に掲載されるのは難しい、と思いました(あたりまえ?)。

Tennmonnguide

今回はもう一つうれしいことが。見開きで掲載された右側の作品「みなとみらいに降る星」は、当ブログを見てメールで撮影方法を質問してくださった方の作品なんです。氏は、「ImageMagick」を自動で走らせるBATファイルもプログラムされ、見事ご入選されました。

一連の「大量コンポジット星景写真」はまだまだ少数派の撮影方法ですが、こうしてトライしてくださる方がいると本当に心強いです。

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筑波サーキット暑すぎ

6日に筑波サーキットに行ってきました。前回崩壊したクラッチも新装。今度のはミッドウェイ社のシングルメタルクラッチDFXです。詳細はここの中ほどに。

これまでのセンターフォース・デュアル・フリクションは、クラッチの重さや半クラッチのしやすさがノーマルとほとんど変わらない優れものでした。しかし、素材が非メタルのためか、高温になるとバーストしやすい印象です。私のクラッチワークが下手だからかもしれませんが、これまでに2回バーストを経験しました。普段は街乗りで、たまにサーキットという使い方なら最良なのでしょうが、うちのFCは最近100%サーキットなので、今年リリースされたDFXにしてみました。

DFXはメタルシングルということで、半クラッチの狭さと半クラッチ時のシャダーが多少ありますが、ツインプレートなどと比べるとぜんぜん軽いもんです。扱いやすさはノーマルに近いものでした。

で、今回はサーキットを2回走行し、1回目は慣らしを、2回目に普通に走りました。前回からのテーマだったヘアピンは、直線的に入るのではなく、ふわっとクリップを意識するようにしています。全体的に立ち上がりが楽になり、最終速度も上がっているようですが、タイムは0.5秒ほど遅くなりました。突っ込みのフルブレーキは直線ラインのほうがやりやすいので、特に第2ヘアピンは直線的なほうが、後の処理が楽なような気もします。

双方のいいとこ取りを模索中です。

そうそう、FinepixS602のワイコンですが、ケンコーのLHG-065(0.65倍、23mm相当)ではケラレるものの、車載撮影だと↑のような構図なのでほとんど影響ないことがわかりました。レイノックスのワイコンでも、0.65倍のものはケラレるようで、むしろ0.5倍のものがケラレないみたいです。もちろん、歪曲はすごいみたいですけど。

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2007/07/03

天体写真用カメラレンズレビュー

私がこれまでに使ったカメラレンズのレビューです。主に天体写真での用途について評価しています。1は概略、2は描写性能、3はデメリット、4は総合評価(★五つが最高)です。名称のあとの☆は今も持っているレンズ。それ以外は手放しています。

■SIGMA 8mmF3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE ☆

  1. デジタル一眼で180度全天写真を撮るための唯一の選択肢
  2. 開放から、周辺まで点像という驚異的な描写性能
  3. ちょっと値段が高いのと、しょっちゅう使えない専門性の高さ
  4. ★★★★

■SIGMA 15mmF2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

  1. キヤノン純正の15mmより高性能、らしい
  2. 開放から、周辺まで点増。これまた驚異的
  3. 16-35mmを入手してから、さっぱり使わなくなった
  4. ★★★★

■Canon EF16-35mmF2.8L

  1. 16mmを実用にした最高の星景写真用レンズ。
  2. 周辺部はべらぼうに甘い。ので、IIに行きます。
  3. やはり高価。ズームなのに16mm以外は使わなくなる
  4. ★★★★★

■Canon EF24mmF1.4L ☆

  1. F1.4の明るさがあるため、24mmながら1等星でAFが効く(5D使用時)
  2. 周辺部のコマは尾を引く。厳密には2.8に絞っても残る
  3. これまた高価。それに、16-35mmがあると稼働率が・・・
  4. ★★★★

■Canon EF50mmF1.0L USM

  1. 世界最高の明るさF1.0を達成したキワモノレンズ
  2. コマの残り方はEF24mmに近く、量はその倍くらいとまあまあ。絞ると多少改善するが、その存在意義もなくなる。ノクトニッコールよりはかなり優秀
  3. 20Daでライブビューが使えなかったのが痛かった。1DmkIIIのライブビューならピントも動くらしいので、もう一度入手してみたい気もするが、いかんせん高すぎ
  4. ★★★

■Canon EF50mmF1.8 II

  1. とにかく安い。APS-Cでポートレート撮るにはいいかと
  2. 画質以前にピントリングのつくりが悪すぎてピントが出せない。ライブビューであわせても、手を離した瞬間にずれる。カメラの方向を変えただけでずれるような気もする。
  3. 一般撮影にはいいけど、天文にはちょっとムリ
  4. (★なし)

■Nikon AF50mmF1.8S

  1. ニコン版50mmF1.8。キヤノンのIIよりはしっかりしたつくり
  2. すいません。記憶にないです。たぶん、それくらいの描写だったと思います
  3. EF50mmF1.0と同時期に手放し、ノクトを残したので、やはりピントの再現性が悪かったのだと思われます
  4. (無評価、たぶん★★くらい)

■Nikon NoctNikkor Ai-s58mmF1.2S

  1. ニコンが夜景・天体用に開発した特殊レンズ
  2. 中央も周辺もぼてっとした星像。周辺は特に。F2.8程度まで絞ってもカリカリにならない感じ。ただ、ピントリングなどの作りはさすが
  3. 設計の古さはどうしようもない。のに、現状の取引価格は30万円超
  4. ★★

■Nikon Ai-s 135mmF2S

  1. 中望遠の雄
  2. 周辺までカリカリシャープ。F2でも十分実用でき、F2.8まで絞ると申し分ない描写でした、フィルムでは。デジタルだと青ニジミが出て・・・
  3. キヤノンの135mmF2Lならいいんじゃないかという気もするが、これまた古めの設計なのでいまいち踏み切れない
  4. (無評価)

■Canon EF200mmF1.8L USM

  1. 200mmでF1.8という唯一の存在。APS-Cで使いやすい焦点距離
  2. 開放では周辺減光がかなりあるものの、周辺まで点像。
  3. これも20Daでライブビューできないのがつらかった。また、この時代のUSMは修理不能で、壊れるとMFも不能に。新たに入手するのは賭けに近い。ニコンからVR200mmF2Gが出た今、天文用途に購入する意味はないと思う
  4. ★★★★

■Canon EF300mmF2.8LIS USM ☆

  1. キヤノン最高との呼び声高い高性能レンズ。AFもISも最強。
  2. 開放から周辺減光もほとんどなく、周辺まで点像。ISユニットによって発生するとされる画質の悪化も私は気にならなかった。これを超える星像は高性能写真用望遠鏡しかないと思う。あとはF2.8をとるかどうかという問題。
  3. やはり高価。この値段を出すなら、FSQ-106EDにしておいたほうが幸せになれるような・・・
  4. ★★★★★

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