ISの効果
お正月に月を撮影して、キヤノンの手ぶれ補正 IS (ImageStabilizer)の効果を確かめた。その後、とあるメーリングリストでISに関する話題があり、再確認するためにより細かい実験をしてみることにした。
その疑問とは、「以前のISは三脚使用時に誤作動する傾向があったが、本当にその問題をクリアするようになったのか」である。
実験に使用したのは、キヤノンEF300mmF2.8LIS(シリアルナンバーはUU11**で昨年11月製と思われる)とキヤノン20Da、ジッツォの3型カーボン三脚G1329MkIIと5型用雲台G1571である。三脚に関しては、これ以上優秀なものはほとんど存在しないと思う。
また、シャッターを押す際にはリモートコントローラーTC-80N3を使用、ピントは20Daのピントスルーの20倍を使ってMFで合わせた。以下の数字はそれぞれ、シャッター速度である。
1/2秒 1/4秒 1/8秒 1/15秒 1/30秒
絞りによる画質の変化を排除するため、絞りはF2.8に固定。露出はISOを100から1600にすることで合わせた。その画像から160×100ピクセルを当倍で切り出したのが上の画像だ。もちろん、上がIS-ONで下がOFFである。
自分でも驚いたが、想像以上の効果である。っていうか、耐加重が12kgあるジッツォのほぼ最高峰三脚でも、これだけのブレが発生するということにちょっと引いた。
OFFだと1/2や1/30のブレが大きく、1/8で比較的少ない。通常、このあたりが最もぶれが大きいと聞くが、APS-Cシャッターの固有周波数の関係だろうか? それに対してONではほぼ一定の画質が保たれていることに驚く。
カメラをゆすってみると、最もやぐいのはレンズの三脚座のようだ。確かに、天文屋的な見方では、話にならないような細さである。こいつで長時間露出する際には、フードあたりにもう一本支えが要りそうである。
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