HPを拝見してくださった方から、インターバルで生じる星の軌跡の隙間をどう埋めればいいのかという質問メールをいただきました。HP見てくださってありがとうございます。思わせぶりな表現と説明不足で申し訳ありませんでした。
<2008/08/06加筆/>この手法は現在、使っておりません。インターバルの隙間は、jpg のシャープをかけない撮影と、短時間撮影によって回避できるようになったためです。</加筆ここまで>
さて、大量コンポジットで星景写真を撮影する場合の問題点としてすぐ挙がるのが、インターバルによって星の軌跡が途切れ途切れになってしまうことです。この問題は、実は対策しなくてもいいのですが、それは後述するとして、ここではその隙間を埋める画像処理を紹介したいと思います。
私はPhotoShopElements3.0を使っていますが、これでなくても可能でしょう。
原理はこんな感じです。例えば、5秒露出してインターバル1秒だと、星は下のようになっているはずです。
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この元画像をコピーしてレイヤーにし、1ピクセル右にずらすと下のようになります。
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この二つを「明るい方」合成すれば・・・
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となりますね。実際には星の軌跡は傾いていますから、レイヤーを4枚作り、上下左右にすらして4回合成しています。この方法ですと、それぞれの星の明るさは変わらず、軌跡の太さだけを強調できます。
問題は、ビルなどのせっかくの夜景もずれてしまうと、シャープ感が失われることです。ですから、私の場合は、夜空の部分だけを選択して(切り取って)レイヤーとし、星の部分だけを重ね合わせるようにしています。
では、実際に作業をやってみます。
まず、星空だけを切り取ります。「選択ツール」を使って空だけを選択するのですが、ビルなどの場合は「多角形選択ツール」が便利と思います。
このようにちくちく選択していきます。ここで面倒くさがらないことがあとの出来を左右する、とかつては思っていましたが、そうでもないです。だいたい縁取られていればいいようです。
夜空をうまく切り取れれば、「Ctrl+C」でコピーし、そのまま「Ctrl+V」すればレイヤーが作られます。もちろん、マウスの右クリックからでもできます。レイヤーの属性は「比較(明)」にしておきます。
そして、上にある「レイヤー」の「レイヤーのコピー」を使ってレイヤーを計四つ作っておきます。
さて、それぞれのレイヤーを少しだけ動かして画像を重ね合わせます。その前に、カーソルが「移動ツール」になっていないとハマりますのでご注意を。
まず、星像を200~400%くらいに拡大しておきましょう。そして、レイヤー1を選んで、「Ctrl」を押しながら「←」キーを押してみます。
星の軌跡が太くなりましたね。さらにレイヤー2(レイヤー1のコピー)を選んで「Ctrl」+「→」すると、
と、さらに太くなります。このまま「↑」にも「↓」にもしてしまいます。はじめの画像(左下)から、これだけ太く(右下)なりました。
ここまでやると、太すぎるようにも見えますが、紙にプリントするにはちょうどいいくらいです。逆に、写真全体の大きさを480x720程度にしてネットにアップするには、これでもまだ細すぎます。上下左右の4回に加え、「右上」「右下」「左上」「左下」を加えた8倍か、上下左右に2ピクセルずらして12回合成したものでちょうどくらいでしょう。
元の星像 4回分 8回分 12回分
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ネタがわかれば、なぁんだというものだと思います。ただ、不思議なのは、露出時間が10秒程度になると(8秒露出+インターバル1秒とか)、この隙間は写らなくなるんです。むしろ20秒露出とかの方がぎざぎざになります。なんなんですか、この現象は? 「東山効果」と名づけてもいいですか。
<2008/08/06加筆/>この手法は現在、使っておりません。インターバルの隙間は、jpg のシャープをかけない撮影と、短時間撮影によって回避できるようになったためです。</加筆ここまで>
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