京都
ちょっと古い話になるが、11月10日の週末に京都へ行ってきた。たまたま取れた3連休に「そうだ、京都行こう」となるのは、まったくもってJRと広告会社の策略にのせられている。
京都はまだ紅葉には早かったが、嵐山の一部はすでに色づいていた。湯豆腐を食べ、大学時代の旧友にも会った。
思えば京都はもう10年も前になろうか。大学院の試験を受けに行った際、学生棟に使われている寺のような建物の瓦ぶきが、青と赤のペンキで星マークに塗られていたことに「さすが学問の府」と感心して以来である。
観光で訪れたのは小学校が最後。それ以来の観光モードで回ってみると、寺という寺すべて入場料に500円前後かかるのにはたいそう閉口した。嫁によると、2泊3日の2人分だけで7500円かかったそうだ。
誰が言ったか、「一歩ごとに金がかかる。いまどき巣鴨のピンサロでもここまで」とは蓋し、名言である。
考えてみれば、湯豆腐のコースが、安くても1人3000円というのも、精進料理にしてはいささか生臭である。国宝の掛け軸が年に1週間しか公開していないのはまぁ仕方がないとして、どこもかしこもレプリカを掛けておくのもいかがなものかと首をひねる。
そうなると、やはり見るべきは庭であり、建物なのであろう。中身に本質なく、入れ物にありがたがる。街行く女性も素顔を見ているのではなく、化粧を見ているのである。
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