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2006/06/30

最終的なアウトプットでツールは決まる

以前、デジカメの登場で中版カメラどころか、大判カメラも存在価値がなくなるのではないか? と書いた。

画素数がこのまま増え続けると、ラージフォーマットのメリットは、シフトやティルトといった「あおり」や、「同じ画角でより焦点距離の長いレンズを使える」ことしかなくなるのではないか、と。

さらに、「35mmレンズにもシフトレンズはある」「光学性能の高まりで、焦点距離が短くても十分な解像度が得られるようになってきた」ことを考えれば、こうしたメリットも失われつつあるのかもしれない。

よほどの特殊用途を除いて。

そういう意味では、EOS30Dが、20Dと同じく820万画素のままで登場したことは示唆に富んでいる。

ここでは、最終的にプリントをどこまで伸ばすかを考えてみよう。

A4に必要な画素数は、300dpi(1インチ当たり300ピクセルの解像度)で600万画素程度だ。実際には300~400万で十分な画質が得られるとされる。

800万画素ならA3、1600万画素ならA2だ。ところが、実際には、1600万画素からA1にしたプリントをみても十分と思える。これは、A1の圧倒的な迫力がそうさせるためだろう。

話がずれた。つまり、伸ばしてもA4というのであれば、多少むちゃなトリミングをしようが、600万画素あれば十分なのである。そういう意味で、中核機たる30Dが画素数を増やしてこなかったのは、キヤノンの「A2なんて伸ばさないでしょう?」という意思の現れであろう。そしてその考えは、まったく正しい。

ただ、最高級機では必要だ。A1なんて、たかが新聞の見開き程度である。広告を考えればちっちゃいちっちゃい。A0をカバーするには倍の3000万画素必要で、本当はその倍あってもいいんだから。

ってことで、1Dsが本気で商業写真家を取り込むのであれば、次のMk3は3300万画素で来るんじゃないか。その値段が100万円を切るのは、難しそうだなぁ。。。

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2006/06/18

画素数はいらない!?

どんどん高画素化するデジカメ。現在、普通に買える一眼レフタイプで最も高画素なのはマミヤZDだろう。2100万画素で130万円。キヤノンEOS1DsmkIIや5D、ニコンだとD2X。D200と今度ソニーから出るα100も1000万を超えている。

はっきり言って、ここまでの画素数というのは普通、必要ない。A4は300万~400万画素で十分だし、800万あればA3ノビまでいける。1200万画素クラスあれば、たいがいA2まで問題ないはずだ。

しかし、画素数ってやっぱ必要だなというシチュエーションも確かにある。新潟県中越地震の男児救出の翌日、朝日と読売では写真に雲泥の差があった。高感度で極度のトリミングをすることもあるんだって気がついた。これを機に、朝日新聞の写真部がキヤノンに全面移行したのは有名だ。

もう一つ、個人的に体験したのが日食だった。日食はコロナを狙おうとすると、600mm程度の短(!)焦点でないと対象が大きすぎて収まらない。一方、ダイヤモンドリングでは1800~2000mmくらいほしい。

今回は、焦点距離625mmの望遠鏡にEOS5Dを取り付けて撮影したが、トリミングが必要になるので有効画素数の1/9~1/10しか使えなかった。これでは130万画素とかである。

テレコンバーターはゴーストが出やすくなるので使えない。EOS20Daのような焦点距離1.6倍相当のカメラに付け替える案も、付け替え時間のロスとピントの不安、その他のトラブルが怖くて採用できなかった。

まぁ、それでもA4に伸ばしてそこそこの画質ってところが5Dのすごさなんだろうけど、かなりの敗北感が漂う。

今にして思えば、沼沢さんがFL90(焦点距離810mm)をわざわざ持ち出して、1Dsにしていた理由がよくわかる。これなら画面の1/4~1/5は使えるし、300万~400万画素にはなる。コロナ撮影にも悪くない焦点距離だ。

そして、フィルムにも優位性があったようだ。1000mmクラスの望遠鏡に、中版フィルムカメラを取り付ければ両方いける。

なるほどな~。やってた何人かの顔が浮かぶなぁ。上には上がいるってことか。悔しい。悔しすぎるぜ。

腹が立つから次はEOS1DsMarkIIIを投入しちゃろうかなぁ?

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2006/06/07

sony α

ソニーがミノルタを引き継いだ新しい一眼レフブランド「ソニーアルファ」の新機種が発表になった。

http://www.sony.jp/products/di-world/alpha/

実売10万円弱で1020万画素。ボディに防振機能が付いて、CCDがニコンD200と同じであることを考えると、これは大バーゲンといえる。キヤノン30Dと比べても、画素数が多くて4万円ほど安い。

注目のレンズを見ると、ミノルタのラインナップを、タムロンOEMと思われるデジタル専用レンズごと継承し、お得意のツァイスレンズを加えた形になった。

外見はシックに統一されて高級感がある。ミノルタユーザーだけでなく、コンタックスユーザーも引き込もうという気合さえ感じる。それでいて廉価なボディは、キャノンkissDNとも張り合えそうだ。

歴史も実績もブランドもあり、D200と同じ絵が撮れて半額ってのは非常に大きい。たぶん、かなり売れるんじゃないだろうか。


一方で、HPで事前にあれだけ能書きをたれていた割に、ソニーらしさを微塵も感じさせないシステムだ。

しばらく前からネットに出回っていたボディデザインを見たとき、ぶっちゃけα-7Dなのだが、ペンタ部の「SONY」ロゴといい、だいだい色の「α」といい、「まるで素人がフォトショップで描いた」みたいでガセと信じたかったのに、「そのまんま出してきやがったな」という印象だ。

いかにもなスペックとコストパフォーマンスの一方、ちゃちなデザインや付け焼刃的なラインナップ。正直、お手軽に売りに来やがった感がぷんぷんする。果たしてそれはソニーなのか。

ソニータイマーだ何だと、これだからソニーは・・・と斜に構えつつも、それでも、もしかして、なんかやってくるんじゃないか、と、ひそかに実は期待している人々(私のような人間のことですが、何か?)にとって、期待はずれだった感は否めないなぁ。

一言で言うと、食指が動かないってことですよ。

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