最終的なアウトプットでツールは決まる
以前、デジカメの登場で中版カメラどころか、大判カメラも存在価値がなくなるのではないか? と書いた。
画素数がこのまま増え続けると、ラージフォーマットのメリットは、シフトやティルトといった「あおり」や、「同じ画角でより焦点距離の長いレンズを使える」ことしかなくなるのではないか、と。
さらに、「35mmレンズにもシフトレンズはある」「光学性能の高まりで、焦点距離が短くても十分な解像度が得られるようになってきた」ことを考えれば、こうしたメリットも失われつつあるのかもしれない。
よほどの特殊用途を除いて。
そういう意味では、EOS30Dが、20Dと同じく820万画素のままで登場したことは示唆に富んでいる。
ここでは、最終的にプリントをどこまで伸ばすかを考えてみよう。
A4に必要な画素数は、300dpi(1インチ当たり300ピクセルの解像度)で600万画素程度だ。実際には300~400万で十分な画質が得られるとされる。
800万画素ならA3、1600万画素ならA2だ。ところが、実際には、1600万画素からA1にしたプリントをみても十分と思える。これは、A1の圧倒的な迫力がそうさせるためだろう。
話がずれた。つまり、伸ばしてもA4というのであれば、多少むちゃなトリミングをしようが、600万画素あれば十分なのである。そういう意味で、中核機たる30Dが画素数を増やしてこなかったのは、キヤノンの「A2なんて伸ばさないでしょう?」という意思の現れであろう。そしてその考えは、まったく正しい。
ただ、最高級機では必要だ。A1なんて、たかが新聞の見開き程度である。広告を考えればちっちゃいちっちゃい。A0をカバーするには倍の3000万画素必要で、本当はその倍あってもいいんだから。
ってことで、1Dsが本気で商業写真家を取り込むのであれば、次のMk3は3300万画素で来るんじゃないか。その値段が100万円を切るのは、難しそうだなぁ。。。
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