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2008/11/19

アナレンマと天の赤道

Analenmma0708_2

アナレンマ(analemma)ってご存知ですか?

太陽が描く、不思議な8の字のことです。地球の地軸が公転面に対して23.4度傾いており、しかも楕円軌道で太陽の周りを回っているため、毎日同じ時間によ~く観察すると、こんな風な8の字を描くのです。

これを撮影するためには、毎日同じ時間に、同じ方向に向けてシャッターを切り続ける必要があります。昔から、この撮影に成功した人は何人かいましたが、フィルムの時代はそれはそれは根性の要る被写体でした。なにしろ、2週間に一度くらいのペースで撮り続けなければなりませんし、晴れなくてもいけません。カメラの方向をきっちり合わせなければならないのはもちろん、フィルムを劣化させないために、カメラごと冷蔵庫に保管したりしていました。

でも、デジタルですととても楽に撮影できます。もちろん、1年以上撮影しなければならないのは同じですが、比較(明)合成すれば、「とりあえず撮っておいて、晴れた日のコマだけを後から選んで合成する」ということが可能です。撮影枚数も36枚に制限されませんから、大容量CFとAC電源、リモートコントローラーを用意すれば、1年間でも勝手に撮り続けてくれるはずです。

私は今回、自宅マンションの軒先にカメラ(EOS10D)を設置し、リモートコントローラーで毎日午後3時半にRAWで撮影するようにしました。ただ、バッテリー駆動なので、1ヶ月に一度くらいのペースでデータ回収と充電・レンズの清掃・リモコンの時計合わせなどはしましたけど。そして、「だいたい」2週間に一度のペースになる晴れた日のコマを選んで重ね合わせ、昨晩撮影した星の写真と合成したのが上の画像です。天の赤道とアナレンマの位置関係ってこんなカンジなんだ~って、ちょっと思った。

このときのシステムが、ようやく実を結んだわけです。データの欠損(雨による)を埋めるために、もうちょっとがんばってもらおうと思うけど、とりあえずお疲れ様でした。ありがとう。

Analemma ; Canon EOS10D, TokinaAT-X 17mmF3.5 -> F22, ISO100 , 1/4000sec, RAW, CanonTC-80N3

StarTrail   ; Canon EOS 5D, EF16-35mm F2.8II -> 20mmF5.6 , ISO100 , 30sec x 138frames, jpg-L

ちなみに、こんなんも撮りました。

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2008/11/01

North pole

昨晩、伊豆の達磨山に行ってきました。久しぶりにカシオペアあたりの天の川を見て感動。やっぱりいいねぇ。星は暗い場所で見るに限る。

Hokuten

本当はこの写真の下部分に富士山がバシッといるはずなんだけど、結局、この雲は朝までほどけてくれなかった。残念。まぁいいや。そのうちモノにしてやるさ。

ところで、今回はRAP2に今月15日、RAW比較明バッチ処理が実装されたのを記念して、RAWで撮ってきた。っつっても、星座がわかりやすいこれくらいのコンポジット枚数(4分×3枚)だとフォトショップで重ねたほうが速いんだけど、100枚を超えてくるようならバッチ処理できるほうがいいに決まってる。

RAP2のバッチ処理はなかなか軽くて快適。あらかじめRAWをDNGに変換する必要があるけど、これならRAWで撮ろうという気になる。

で、RAWで撮れば、懸案の「星の切れ間」はなくなるか?

結論から言うと、かなり改善されるけど、完全にはなくならなかった。

Cas

この画像は、カシオペア部分をピクセル等倍で切り出したもの。確かに切れ間が2箇所見える。でも、これくらいの切れ目なら、ほんのりガウスボカシをかければ消えるので、撮影時にソフトフィルターをつける必要はなさそうだ。

でも、RAWなのにどうして切れるんだろう?

RAW現像でのシャープ処理が悪さをしたか? それを確かめるために、

  • フォトショップでRAW現像→レイヤー比較(明)合成
  • RAP2でRAW段階で比較(明)合成→DNG書き出し→フォトショップでRAW現像

という2パターンを試した。しかし、どっちもほとんど変わらず、切れ間は残った(「ほとんど」というのは、完全に同じではなかったということで、両者では星の周りのエッジ処理がちょっとだけ違ってた。RAW現像のパラメーターは同じにしたので、DNG変換の問題なのかもしれない)。

結論。「RAWでも切れる。でも、どうとでもなる範囲」。本気で切れ目をなくしたければ、やっぱり露出時間を8秒以内にするしかないと思う。

今回は、「デジカメでも星に色はつく」ということも確かめられた。色が付かないのは、たぶん、露出オーバーなんだと思う。でも都会での撮影だと、「露出時間を短くするために、感度を上げなければいけない」。この結果、星像がサチっちゃうのではないか。だとすると、この改善はかなり骨だなぁ。。。どうしてやろうか。

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